5月 13 2008
亀田兄弟
亀田兄弟が所属の協栄ジムと決別した上、メキシコに渡ったとのことである。
http://sankei.jp.msn.com/sports/martialarts/080512/mrt0805122303003-n1.htm
私は、中学時代からボクシングが好きだったが、実は高校に入ってから、当時岐阜県で開設されたばかりのボクシングジムだった「ヨコゼキボクシングジム」に1年半程度通ったことがある。
その後、岐阜工業高校で行われた高校の県大会の試合にも出場した。
成績は大したことなかったが、試合前の想像以上の恐怖感、リングに上がった時の逃げ場の無さ、観衆の歓声と怒声、言いようもない高揚感には、まさに「四角いジャングル」を実感させられたものである。
頭の芯まで響くような相手のパンチの重みも忘れられない。
それ以来、ボクシングというのは命がけの凄いスポーツだと思うし、今でもテレビでやる世界タイトルマッチはほとんど見逃したことがない。
亀田兄弟(親父も含む)は、ボクシングの認知度を大きく高めたことは間違いないが、そのパフォーマンスが板につくほどの実力またはカリスマ性を伴っていなかったことに皆が気付いてしまったのではないだろうか。
たとえば、あの辰吉丈一郎は、極端ともみえるパフォーマンスが似合う実力とカリスマ性があったし、あのようなパフォーマンスこそが彼の醍醐味でもあった。
今回、極端に言うと日本ボクシング界から「追放」された亀田兄弟が、ボクシングの本場メキシコに渡り、これから幾多の試練と経験を経て、パフォーマンスが似つかわしい程の実力とカリスマ性をもって、我々を大いに見返してくれることを期待したいと思う。




