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4月 30 2008

弁護士の「就職難」

皆さんご存じのことと思うが、弁護士の「就職難」が全国的に取り沙汰されている。

愛知県弁護士会でも、旧60期、新60期は何とかほぼ全員「就職」できたそうだが、今年入ってくる旧61期、新61期は非常に苦しいとの見通しである。

来年以降、新人弁護士の就職は更に困難になると思われる。

私は56期であるが、まさか自分が登録後僅か5年程でこのような事態になるとは予想していなかった。

賛否両論あるかと思うが、私は新人弁護士が既存事務所に「就職」できないという事態は全く望ましくないと思う。

新人時代に先輩弁護士からオン・ザ・ジョブトレーニングを受けることは非常に大切だと思うからである。

ただ、弁護士が増え、競争化していくことの良い面もあるかと思う。

今まで弁護士及び弁護士会というのはやや閉鎖的、封建的な業界であった気がする。

しかし、今後若手弁護士が大量に誕生していくことで、それは否応なく変質していかざるをえないと思われる。

勿論、長年にわたって積み重ねられた弁護士同士の縦と横の繋がりというのは、本当に素晴らしく有難いものだと思うし、私もそういった恩恵に預かってきたと思う。

これまでの伝統の良さを引き継いでいきながらも、若手の一人として、今後の新たな時流に乗っていかなければならないと思う今日この頃である。


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