3月 25 2010
上海雑感
昨日の続きになりますが、忘れないうちに書き留めておきます。
まず驚いたことは、高層ビルの多さです。単純に言えば、名古屋駅のJRセントラルタワーズレベルの高さのビルが三ケタは建っていたように思います。
しかし、近代的な高層ビルの谷間には、原始的な家々がびっしり並んでいたり、ブランド店が立ち並ぶ通りを一本入ると、非衛生的で貧しい路地があったりと、ギャップがとても大きかったです。
上海中心部の高層マンションは億ションも珍しくないそうですが、当然ながら買える人は一握りであって、その一方で、依然として一般庶民の平均賃金が相当低いことからすれば、ものすごい格差があるわけです。
その意味で中国は、日本よりも格段に競争社会であり、資本主義的なマインドを持っているのではないかと思いました。
この異常な格差は、弁護士にも言えることで、超高層ビルの上層階に綺麗なオフィスを構え、300人もの弁護士を抱える大規模事務所が存在する一方で、月収数万円しか稼げず食べていけない弁護士もいるそうなのです。
次に、裁判については、私は上海市高級法院で傍聴したのですが、裁判所の建物自体とても斬新なデザインであり、法廷内の配置は基本的に日本と同様ですが、とても重厚で真新しく、しかもIT化が非常に進んでいました。
ある弁護士は、設置されたスクリーンにノートパソコンの画面を映して、パソコン操作をしながら、裁判官らの矢継ぎ早の質問に対し、欧米人のクライアントとその都度英語で相談しながら、答えていました。
セキュリティは予想通り厳しくて、法廷にたどりつくまでに、空港で行うようなチェックを二回しなければなりませんでした。
また、法廷から一度出ると、ドアが施錠されてしまうので、私は一度法廷の外に出て戻ろうとしたところ、施錠されてしまって中に入れなくなりました(警備の方が、カードキーのようなものであけてくれ助かりましたが・・・)。
裁判自体は、裁判官が職権主義的に質問を繰り返し、それに当事者が答えながら自己の主張を展開するという流れで、軽く2時間はやりあっていました。
中国の裁判はもっと適当に(?)やっているかと先入観で思っていましたが、もしかして日本の裁判より進んでいるかも・・・とちょっと思ったりしました。




