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10月 19 2017

EB債

神戸製鋼株対象のEB債(他社株転換条項付円建て債券)が発行後僅か1ヶ月でノックインし、大幅な元本毀損の恐れがあるとのことです。

 

今回の検査データ改ざん問題を受けて株価が急落したとのことですが、問題は、このEB債の売り出し期間が、神戸製鋼側が上記問題を把握した時期と重なっているということです。

 

いずれ株価が急落することを予期しながら、有利性を強調して発行ないし販売し続けたとするならば、確信犯で顧客にリスクを押し付けたのではないかとの疑いが生じるとともに、顧客に対するリスクの説明が不十分であったとされる可能性があります。

 

現在、小職も複数のEB債の事件を受任していますが、従来からEB債は、有名企業の銘柄で発行されるなど、その有利性ばかり強調され、顧客がリスクの質と量を具体的にイメージできるような説明がなされていないケースが少なからず認められますので、相当問題ではないかと思っています。

 

 

 

 

 


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