3月 01 2009
司法修習生の就職問題
最近、弁護士が急激に増えたことがあり、司法修習生の就職問題が深刻な状況です。
私の身近にも、就職活動中の修習生の方がいて、やはりかなり厳しい話を聞いています。
私が弁護士になった当時は、修習生はむしろ売り手市場で、就職活動では接待を受け、どの事務所にするか選り好みする修習生も普通にいました。
それが2002年頃の話ですから、わずか数年で弁護士の就職を巡る状況がこれだけ一変するというのは、とても異常だと思います。
聞くところによると、法律事務所への就職を諦め、一般企業へ就職する修習生も昔と比べると格段に増えているそうです。
もちろん、民間企業では、言うまでもなく、就職環境というのはその時々の景気によって左右されますので、弁護士が特別扱いされることもどうかとは思います。
ただ、弁護士になるまでには、膨大な時間と学費を費やすことを余儀なくされるわけで、それだけの投資に見合った経済的リターンが得られることも、受験生のモチベーションとなっているはずです。
少なくとも、弁護士は普通に食べていけるようでなければ、良い仕事は出来ないと思いますし、最悪の場合、不正に与する弁護士も出てくるようになると思います。
既に東京や大阪では、自宅で携帯電話片手に弁護士をする「宅弁」や、事務所の軒下を借りて弁護士をする「軒弁」、アパートの一室を借りて共同で弁護士をする「アパ弁」などが出現しているそうです。
弁護士増員を急激にすすめ、こうなることは十分予測できたであろう日弁連が、この期に及んで就職問題を最重要課題に位置づけるなどと言っていますが、なんだか情けない話ですし、あまり期待もできないと思います。




